この本が届いたので昨日から熟読しています。 今まで歴代購入した本の中で最も大きい&重い。大ボリュームです。 この本は、アメリカで一番のインテリアの大学である”NEW YORK SCHOOL OF INTERIOR”が2018年に出している本で、Amazonなんか見ていても世界中からレビューが付いていてとても評価が高い一冊です。 対象は、プロじゃなく自分でインテリアを考えるのが好きな素人。自分で部屋をプロと同じ考え方でデザインできるようにするというのに加えて、業者に発注する時に正しく依頼できるように、という目的で書かれています。 プロ向けじゃないのにこのボリュームよ。 プロと同じ考え方ということなので、スタートはプロジェクトの範囲決めから(サイドボードを一個買い換えるだけなのか、家一軒新築なのか)。そして数々の前提確認。住む人はどんな人か、その部屋を使う時期(別荘のようなテンポラリーな使用?通年?主にいる時間は?)、予算決め…などと進みます。 そして現地の下見に行った際の徹底的な調査。あらゆるもののサイズを測ることはもちろん、建築面からの特徴(梁や柱)、空調や電気がどこを通っているか、電気のアンペアは十分か、窓から何が見えるか、窓は壁に対してシンメトリーか、見える傷はあるか、壁や床の素材は何か…ともう徹底的に情報を集めて図にしろと。さすが。 柱や暖炉などの備え付けの設備は「それは外せる?」って項目が必ずあるのも流石です。 そのあとは残す家具・新たに買う家具の目録づくり、部屋のテーマ決め、デザインの設計図作り(平面・垂直)、カラーパレット・素材決め…などと進んでいくわけです。まだここまでしか読めてない。 それでこれらの文書と合わせて、2ページに1枚以上は実例のプロの部屋写真が載っているのですが、どれもこれもため息が出るほど素敵!インテリアを考えること自体は誰でもできますが、やっぱりプロって全然違うんだなぁと実感できます。 読んでいて、前々から思っていた以下ような「アマチュアとプロの違い」が実感できた感じがします。 ①プロは、デザインの一つ一つの意味を説明できる アマチュアだと、例えば部屋に新しいチェアを置く時って「ここにスペース空いてるしチェアでも置こうかな。他の家具が北欧って感じだから、ネットで『北欧 チェア』で