唐突に持っているアンティーク品のご紹介。 19世記終わりから20世記初めくらいの、フランス製懐中時計です。 これ、初めて見た瞬間「こんな見た目良いものが実在して良いのか?」って思って、実在してるもんはしょうがないけど、手に入らないでしょーって思っていたのにまさか手に入って嘘みたいでした。 文字盤はポーセリン。装飾文字盤が精緻かつ優雅。こんなもの手で書いていたって信じられない。 裏蓋を開けると、制作した土地や店の名前が刻まれています。ブザンソン(Besançon)はスイスにほど近いフランス東部の、昔から精密機器と時計産業で有名な街。ヴィクトル・ユーゴーや映画のリュミエール兄弟の出身地です。 川に囲まれた、いかにもヨーロッパの歴史ある街という風情。いつか行ってみたい! E.DUPASは店名かな。 今はもうないと思いますが、1906年にこんな新聞広告を載せていたこともあるみたい。 機構も美しい…。ちゃんと動きます。 裏はこんな感じ。模様が擦り切れるまで前の持ち主が使ったんですね。女性用懐中時計ってどんな感じで使ってたんでしょう。 いやぁ、古い物買うと見た目の素敵さはもちろん来歴を調べるのも楽しくて。やめられません。 にほんブログ村
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