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トニー・スターク家の暖炉

 去年引っ越したと書きましたけど、またインテリアは完成してないので紹介できないんですよね。 基本引っ越しのタイミングで家具を一新するタイプなので、勿論お金もかかるし一気には揃えられず。ちょこちょことやってます。 そして家具を一新するタイプとはいっても、前回の部屋からアンティーク家具を導入してるのでこれらは捨てたくないし捨てられないのです。こういう捨てられないものをどう組み合わせて新しい部屋に合わせていくかもこれからの課題ですかね。 (そういえばアンティーク家具、引っ越しプランをそういうの対応にした方が良いかという気もしたけども普通のにしてしまった、大丈夫でしたが) 今の部屋は面白さ重視で選んだので、デザイナーズ詐欺じゃないデザイナーズ物件です。メゾネットで壁が壁紙じゃなくペンキ塗りってだけでもすでに面白いんですが、窓も真四角だったり天窓があったり、あと実用的にはキッチンが賃貸でこれ以上は望めないだろうというくらいに広い!お気に入りです。 白のペンキ壁に囲まれているとなんとなく海外のリゾートにでもいる気分になります。 ただ予想はしてましたがメゾネット、空調効率は凄まじく悪いですけどね。燃料使えるタイプのストーブが欲しい… 薪ストーブとかは煙突がないと無理なので、ここ最近エタノール暖炉を調べていました。 煙突がなくても置けて、多少暖かい…とは言っても主にはやはり鑑賞目的か。 こういうやつです。 10年くらい前に、アイアイマンの映画でトニースタークの家にあって「何あのモダン暖炉!」って驚いた記憶があるんですが、一般人の家庭にも置けるくらいにはなってきたんですねぇ。 とはいえちゃんとしたのはまだバカ高い。一旦保留です。 にほんブログ村
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禁酒法とラストリゾート

良かった宿パート2として。かなりお酒とバーを愛している人間なので、去年の禁酒法発令中はかなり堪えたんです。仕事はアホほど忙しいのに飲みにもいけないだなんてあんまりだと。自分の場合、バーにはお酒だけじゃなく良きインテリアに囲まれたあの空間に浸るためにも行っているので、それができないのは本当にストレスでした。 そんな禁酒法からの逃避行で箱根のバーホテル箱根香山に三回も行ったんです。ここぞ禁酒法時代のラストリゾートかと、涼しいカウンターに座りながらも変な背徳感と解放感があったりしましたが。 (いけないことしてるとかではなく、ここのホテルの立地が規制のエリア外ってだけです。念のため) ここのホテルは「ホテルにバーがある」ではなく「バーにホテルがある」という状態なので、まずホテルに入るとこの長いカウンターが目に入ってきます。ここでシャンパンを頂きながらチェックイン。 窓の外は箱根の緑。こんな借景が出来るバーってポイント高いですよね!街のバーだと大体窓がないし、ホテルのバーだと大体大都会の夜景等であるし、こんな風に自然を見ながらカクテルを飲める場所は中々ない。都内だとパレスホテルのプリヴェとか、昼の木々見ながら飲めるバーが結構好きなんです。 そんなバーで明るい外を眺めながら飲むロングカクテルが好きだし、レイモンド・チャンドラーではないがまだ涼しい夕方の街のバーで飲む1杯目のショートカクテルも好きだし、そこそこ飲んで満足した頃、深夜の静かなホテルのカウンターで飲む珈琲やホットカクテルも好きです。そんな日々が早く帰ってくれば良いなとここを見ながら願っていました。 このバーにはバーテンダーが常駐していて、さらに宿泊料金に酒代が含まれているのできちんとシェイカーで作られたようなカクテルだろうがいくらでも飲み放題です。ホームページ等にはメニューがなかったので、この「飲み放題」ってどんなものかなぁと一抹の不安があったんですよ。居酒屋レベルだったりしないかな?例えばジンのランクでいうなら、ビーフィーターやその辺しかないとか。ウイスキーでいうなら良くてジョニーウォーカー、もしくは国産オンリーとか。 全然杞憂でした。ハイランドパーク12Yとかカリラ12Yなんかがあるし、ジンもボンベイサファイアやタンカレーは勿論ちょっと変わったものもある。そして何より、トニックウォーターがフィーバーツリーだったん

カーテンの話

カーテンの話 大変お久しぶりです。 2021年は引っ越したり仕事が多忙で死にかけてたりと色々ありましたが、その他だと海外旅行に行けない代わりにちょこちょこと国内旅行をしていました。 遠くに行きたい、観光したいというような欲は昔にもう散々嫌というほど解消して満足したので、最近はもっぱら宿メインの旅行です。宿から出ない。 その中でも特にインテリア的に良かったところが東京ステーションホテルですね。 あそこの何が良いって、あのヨーロピアンクラシックなスタイル。殆どのホテルはアメリカンなので実は結構珍しいんじゃないかな。 ホテルの内装デザインは、イギリスのリッチモンド・インターナショナルという会社らしく。 世界中のホテルや、お城の改装などをしているところで、それも頷けるお部屋の高級感でした。クラシックと言っても古臭くないのがまた良い。確かここはメゾネットタイプの部屋もあるんだよなぁ、ラグジュアリーホテルのメゾネット!ああ泊まってみたい。 そしてイギリスのデザイン会社にしたのは東京駅の設計が辰野金吾だからかな?ジョサイア・コンドル→辰野金吾→イギリス!と。 これが泊まった部屋。ステーションホテルの部屋の素敵ポイントはモールディングやベッドのヘッドボード、フロアランプに地味にフットスイッチがあること等色々あるんですが、個人的にはこの天井から床まで届く長いカーテンが一押しです。ファブリックも確かリッチモンドのオリジナルなのかな?この堂々たる高級感、流石歴史あるラグジュアリーホテルというものです。 これ見ると、これぞ”curtain”ではなく”drapery”というものなんだなぁと思います。 英語圏は日本よりインテリア意識が高いからか、インテリア関係の言葉も日本より多くて、日本語だと一緒くたのものも細分化されてそれぞれ名前があることが多々あるのですが、このcurtainとdraperyもそうですね。curtainは日本でも良くあるカーテン。短くてペラっとしていて、カジュアルな印象。お家で洗えるような日常を感じさせるアイテム。 drapery(またはdrape)は、とにかく長くて重い!このホテルの部屋のもののように、天井から床まであって、高級感のある重い生地を使用し、裏地もある。シャッと閉めれば光は勿論、音もシャットダウンしてくれそうな重厚な一品で、絶対家で洗えなさそう。 オフィシャル

博物学を読む

仕事が一段落して多少早く帰れるようになったのは良いものの、馴染みのバーがどこも営業自粛していて非常に悲しい。いつになったら再開するんでしょう。 バイクの納車はまだ先だし、手持ち無沙汰にネットを見るとなんだかおかしな意見ばっかり目につく。暇な人が増えたからでしょうか。どうしちゃったんだろう。 見てると案惨たる気持ちになるので本を読もうかな・・・と言うわけでここ一ヶ月くらいで読んだ面白い本でもご紹介。 1. 大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件―なぜ美しい羽は狙われたのか 博物館から約300羽の鳥の標本が消えた。 世にも美しい鳥が行き着いた先は、希少な羽で毛針を制作する愛好家たちの世界だった。カーク・ウォレス・ジョンソンさん著、矢野真千子さん訳『大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件―なぜ美しい羽は狙われたのか』が本日発売です。 ▼ https://t.co/R7NvbjT76r pic.twitter.com/He3HWKPwvC — ブクログ 読書管理アプリ (@booklogjp) August 7, 2019 2020年読んだ本の中で一番のヒット。ここ数年、「眠れない一族」や「解剖医ジョンハンターの数奇な生涯」などの、ジャーナリストが書いたノンフィクションで傑作が色々ありましたがその中のひとつになったかな。 現代の鳥泥棒の犯行に及ぶまでのバックストーリーとその後の全く反省していない暢気な人生、それと平行して博物館の鳥たちが収蔵されることになった時代背景など、特に博物学者のウォレスに焦点を当てて書かれています。 最近博物学系の書籍に傾倒しているので、かなり面白く読めました。 博物学的な収集癖が民衆にもかなり広まっていたとは知らなかった。20世紀にはファッションのために絶滅するまで鳥が狩られ、21世紀には趣味のためにアマチュア美術家が博物館に泥棒に入って・・・と人の欲とは、と考えさせられます。昔の泥棒は博物館に売るが現代ではeBayに出品する。 しかもこの泥棒、元々ベルリン交響楽団のオーデション受けられるレベルのプロフルート奏者なんですが、名前を変えただけでまだ活動を続けているというのが信じがたい話です。 2.150年前のNATUREには何が書かれていたのか 『150年前のNATUREには何が書かれていたの

ますます青の部屋

お久しぶりです。  ここ数週間は仕事に忙殺されておりました。リモートワーク?なにそれ?って感じで休日出勤タクシー帰宅当たり前という。仕事的に仕方ないとはいえ疲弊していました。  家にほとんどいないような日々だったんですが、それでもインテリアが今かなり気に入ってるから見るたびに疲れが取れます。 特にこの絵が、見るたびに「格好良い…」ってうっとりしちゃってます。  モロッカンタイルと真ん中はイスタンブールの地図。組み合わせにとっても悩んだ。フレームも金で合ってたな。 これでフレームが黒だと一気にモダン感が出てしまうので、フレーム一つにも考えます。 元がインチサイズなのでフレームに合わせてカットするのにも神経使い。インチ絶滅して下さい。  インテリアは全然新規ないのですが、バイク買ったんですよね。「動く化石」みたいなやつ。納車が楽しみだなー

インテリア本を読んでいます

この本が届いたので昨日から熟読しています。 今まで歴代購入した本の中で最も大きい&重い。大ボリュームです。 この本は、アメリカで一番のインテリアの大学である”NEW YORK SCHOOL OF INTERIOR”が2018年に出している本で、Amazonなんか見ていても世界中からレビューが付いていてとても評価が高い一冊です。 対象は、プロじゃなく自分でインテリアを考えるのが好きな素人。自分で部屋をプロと同じ考え方でデザインできるようにするというのに加えて、業者に発注する時に正しく依頼できるように、という目的で書かれています。 プロ向けじゃないのにこのボリュームよ。 プロと同じ考え方ということなので、スタートはプロジェクトの範囲決めから(サイドボードを一個買い換えるだけなのか、家一軒新築なのか)。そして数々の前提確認。住む人はどんな人か、その部屋を使う時期(別荘のようなテンポラリーな使用?通年?主にいる時間は?)、予算決め…などと進みます。 そして現地の下見に行った際の徹底的な調査。あらゆるもののサイズを測ることはもちろん、建築面からの特徴(梁や柱)、空調や電気がどこを通っているか、電気のアンペアは十分か、窓から何が見えるか、窓は壁に対してシンメトリーか、見える傷はあるか、壁や床の素材は何か…ともう徹底的に情報を集めて図にしろと。さすが。 柱や暖炉などの備え付けの設備は「それは外せる?」って項目が必ずあるのも流石です。 そのあとは残す家具・新たに買う家具の目録づくり、部屋のテーマ決め、デザインの設計図作り(平面・垂直)、カラーパレット・素材決め…などと進んでいくわけです。まだここまでしか読めてない。 それでこれらの文書と合わせて、2ページに1枚以上は実例のプロの部屋写真が載っているのですが、どれもこれもため息が出るほど素敵!インテリアを考えること自体は誰でもできますが、やっぱりプロって全然違うんだなぁと実感できます。 読んでいて、前々から思っていた以下ような「アマチュアとプロの違い」が実感できた感じがします。 ①プロは、デザインの一つ一つの意味を説明できる アマチュアだと、例えば部屋に新しいチェアを置く時って「ここにスペース空いてるしチェアでも置こうかな。他の家具が北欧って感じだから、ネットで『北欧 チェア』で

BARカウンターって

昨日から憤りと悲しみに包まれておりました。 仕事から帰ってRoomclipさん覗いたら、素敵なイベントが始まっていたんですよ。「BARカウンターのある空間」だって。その文字を見て私は思いました。 「えっ、こんなイベントになる程、自宅にBARカウンターがある人がいたの?!」 その瞬間脳裏に色んなイメージ駆け巡りました。個性的なカウンターチェア、色気のあるペンダント式の照明(夜と昼で切り替えられるとより良いよね)、他と差別化を図るカウンター上の小物物、スピーカーもあっても良いなー大きいやつなー、それになにより、家にBARカウンター作っちゃうくらいだから、そこには選りすぐりのお酒たちが! 一瞬で期待値爆上がりしてワクワクしながら開いてみると…イヤーステキなカウンターキッチン、ですね…………… カウンターキッチンとして素敵なんです、ただ「BARカウンター」って文字を見て期待してしまったもんだから…見てて悲しくなってきてしまったのでした。やっぱり現実そんな家にBARカウンターある人居るわけなかった…なかったんだよ…。 カウンターキッチンならあるの完全に理解できます、便利だし賃貸にもあるくらいだし…あぁBARカウンター…そして絶対ここでお酒飲んでないよねっていう並んだ酒瓶のラインナップ… という風に中々大げさにダメージ受けたの、自分がかなりお酒好きでバー巡りが趣味だから、というのが主なんですが、それとは別に実家にかなりちゃんとしたバーカウンター、というかクラブチェア等もあったからもうラウンジ?がかつてあったからかもしれない。 子供心にかなり格好良くて、インテリア好き(そしてバー好き)の原点になったんですよね。だから尚更「ああいうのが沢山見れるの?!今バー行けないし嬉しい!」って。思って…。 でも多分このイベント続く限り捨てきれない期待を持って写真見に行ってしまう気がします。格好良いバーカウンターと良いお酒が出てきてくれるかもしれないし。 お酒の話題だったので今家にあるお酒の画像でも貼ります。最近初めて買ってみたジン。オランダのものです。 かなりクラシックで正統派、しいて言えばラベル通り柑橘が強かった。ジンはもうちょっと変わり種で良いなぁ。 隣にあるのは最近の巷のディストピア感に乗っかって買ってきたスキットルです。 使い道がないので